はじめに

漢方って何?

漢方ってそもそも何?についてのお話です。

中医学と漢方って違うの?
漢方と言えば漢方薬?

こんなこと、思ったことありませんか?

 

漢方も中医学も、古代中国医学が基本。

中国の医学の始まりが、ものすごーく古いことはご存知の方も多いのでは?そう、紀元前15~紀元前11世紀の文字には、すでに数々の疾病に関する記録があるとされていて、紀元前770年~紀元前221年には、疾病の経過とそれに応じた治療法など、かなり高度な技術を持っていたそうです。すごい!ですね。

そんな中国医学が日本に伝わったのは、5世紀ごろと言われています。そして、遣唐使の廃止後、日本の風土や日本人に合った、日本独自の形へと整えられたのが漢方です。漢方と言う呼び名は、江戸時代に「蘭方」(西洋医学)が伝わってきたときに、それと区別するためにつけられました。

つまり

漢方≠中医学

では、現代耳にすることも多くなった漢方。

中医学とは全く異なるのか?というとそうでもないこともあるんです。私が学んできたのは「薬日本堂漢方スクール」「漢方茶スクール 花凛堂」ですが、『虚実の考え方』『弁証法』などを見ていくと、中医学の考え方も多く入っています。

 

もともとの「漢方」は、日本で名付けられたもので、考え方のベースは古代中国医学で日本独自の考え方も含まれている。


今の「漢方」
は、もともとの漢方と中医学が混ざっているという感じですね。色々と本を読んでいると、漢方という言葉を使う人が何を学んだかによって違いもあるかなという印象も受けます。

 

また、【漢方といえば漢方薬】というイメージも強いかと思いますが、私にとって【漢方と言えば養生】です。


*病気にならないうちから身体とココロを整えておく。

*食べ物・運動・ココロの持ち方を整え、日常的に出来るだけ薬に頼らないで過ごす。
養生方法は、人それぞれ。

*それでも病気になった時も、それを受け止めて、落ち込みすぎず養生を続ける。

 

○○すれば、必ず一生健康に過ごせるということなどありません

 

どんなに身体に気つけていても(気を使いすぎるとそれも病気のもとになりますが)、病気になる事もあるし、事故にあうかもしれない。環境の変化で大きなストレスを抱えることもあるかもしれない。

そもそも思うようにいかないことも沢山の人生。

じゃあ、好きに食べて、不規則な生活をするか?というと、それもたまには良いかもしれませんが、それは一時のストレス発散にはなっても、身体は不調へと傾いていきます。身体が不調へ傾くということは、多くの場合ココロの状態も不調へと傾きます。

 

じゃあ、どうする?

私が漢方を勉強して思うこと・経験から感じるのは、『ほどほど』が大切だということ。養生は一生懸命やるものではありません。ほどほどのコントロールが出来るようになることが大切。

 

*自分が心地よい状態を保つための生活はどんなものか?を知る。
*自分の弱いところを知る。
*弱いところを少しづつ元気にする方法を知る。
*バランスが崩れたときに、どうすれば整うかを知る。

それをほどほどに続ける。自分にも人にも完璧を求めない。


病気=不健康

でもないし
病気ではない=健康
でもない

自分なりの健康。健康への考え方は、年を重ねるごとに変化するでしょう。その変化に柔軟に対応していきたいと思います。

漢方の考え方の中には、そのヒントがたくさん詰まっています


漢方を知ること・学ぶことは、セルフメンテナンス力を高めることになる
のです。また、漢方を学び自分の軸を作ることで、様々な情報に悩むことなく、自分で判断することができるようになります。

私自身も、皆様と漢方を楽しむことを目標に勉強を続けていきます。一緒に漢方を学ぶことを通して、豊かな人生を過ごしていきませんか?ゆるやかだけど、積極的に養生を楽しみましょう!

どうぞよろしくお願いいたします。